今日は、当社の「スキル管理制度」についてお話ししましょう。
この制度は、自身が保有する現状のスキルレベルを把握するとともに、次に習得すべきスキル内容を明確にして、それを達成していく事で確実なスキルアップを実現する事ができる当社独自のシステムです。
また、この制度によって算出された「スキルレベル」に応じて、給与のベースとなる部分の評価が決定されます。
更には、給与の算定のみならず、新たなプロジェクトへの参加を検討する際には、求められているスキルの水準に達しているかの判断をするための指標としても活用されます。
それでは、「スキル管理制度」をどのように実現しているのかをご説明いたします。
スキル管理制度は「スキル管理シート」という当社独自のフォーマットを主に活用し、年度初めに各自が目標を設定し、その目標に対する達成状況や業務として実施した内容を管理します。
スキル管理シートは「テクニカルスキル」と「ヒューマンスキル」の2つに分かれています。
まず、「テクニカルスキル」についてです。こちらはその名の通り、「技術力」を表します。どのようなプログラミング言語を習得したか、どのような設計を行えるようになったかなどを日常業務で実施したスキル内容を定量的に管理します。
次に、「ヒューマンスキル」です。こちらは「人間力」を示します。具体的には、積極性、行動力、人間関係の構築能力、仕事への取り組み方、問題解決能力など多岐にわたります。日々の行動を振り返り、可視化します。
これらの情報をもとに、年に2回、管理職と面談を行います。
1回目は9月に実施されます。このタイミングまでの進捗を各自がスキル管理シートに反映し、管理職との面談に臨みます。ここでは目標に対する進捗状況の確認や軌道修正、プロジェクトの状況ヒアリングなど、2回目の面談に向けた準備を行います。
2回目は翌年1月に実施されます。1回目同様、各自がスキル管理シートに情報を反映して1年間の総括を行います。この面談では、スキル管理シートをもとに、スキルの成長や翌年度に向けた改善点について詳しく話し合います。保有スキルの多い社員は面談に3~4時間かかることもあります。
いかがでしょうか。私たちの仕事における評価は、数値で計測しにくい部分もあるため、このような評価制度が生まれました。
この制度があるおかげで、自身のスキルの水準を視覚的に把握することができ、ステップアップのための目標を達成していく事で、スキルアップが実感できます。
また、将来に向けたキャリアアップのためのロードマップも明確になるため、非常に優れた制度だと考えています。